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蕁麻疹とは

蕁麻疹(じんましん)は、急性皮膚病の一つ。以前は全てアレルギーからくるものと考えられていたが、そうでないものも含まれる。症状としては、皮膚の灼熱感・かゆみを伴う発疹が起こる。数分から数時間で収まるが、発作的に反復して発疹が起こる事が多い。気道内にも浮腫を生じることがあり、呼吸困難を併発し場合によっては死ぬこともある。

種類としてはアレルギー性蕁麻疹と非アレルギー性蕁麻疹がある。

アレルギー性蕁麻疹の場合I型アレルギーが関与していると考えられ、抗原被爆から30分以内には症状が発症する。ヒスタミンの放出時間は15分程度であり普通はすぐに治まるが、抗原被爆の反復により肥満細胞が活発になり皮疹の出現・消腿が1ヶ月以上も続くことがあり、その場合、慢性蕁麻疹になる。なお、接触性皮膚炎(かぶれ)でみられる湿疹はIV型アレルギーであり、種類が異なる。

非アレルギー性蕁麻疹の場合アレルギー性の反応はないが、別の刺激でヒスタミンが肥満細胞から分泌されたり、神経が原因で欠陥透過性が亢進して症状が出る場合がある。なお、原因が確定していないため非アレルギー性と扱っている場合もある。また、アレルギー性と異なりヒスタミンなどの放出時間が長かったり、アレルギー性と比べすぐに治まらない事もある。

治療についても急性期の場合と慢性期の場合で若干薬や処方が違う。

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